GUIDE / 出展ノウハウ
展示会ブース制作会社の選び方【2026年版】
費用相場・比較基準・失敗パターン、そして2026年に急速に重要度が上がっているサステナブル出展(CO2削減・Scope 3対応)まで、 出展担当者が制作会社を決めるために必要な情報をまとめました。
最終更新: 2026年7月4日 / 編集: EXPO INDEX 編集部(運営: 株式会社オージャスト)
費用相場の目安(小間数別)
| 規模 | 仕様 | 制作費の目安 |
|---|---|---|
| 1小間(3m×3m) | パッケージ・システムブース | 30〜80万円 |
| 2〜3小間 | 木工造作+グラフィック | 100〜300万円 |
| 4小間以上 | 大型・デザイン重視・映像演出 | 300万円〜1,000万円超 |
※上記は制作費のみの一般的な目安。別途、出展料・電気工事費・当日運営費がかかります。 再利用型ブースは初回同程度・2回目以降65〜75%の単価になるため、年複数回出展する企業ほど差が開きます。
制作会社を選ぶ5つの基準
1. 自社と近い規模・業界の実績
3小間の出展に大型パビリオン専門の会社は過剰、逆も不足。ポートフォリオで「自社と同じ小間数・同じ業界」の事例を確認するのが最短です。BtoB展示会なら、来場者の動線設計や商談スペースの取り方に慣れているかが成果を分けます。
2. 見積もりの内訳が明細レベルで出るか
「ブース一式 ○○万円」の一式見積もりは比較不能です。デザイン費・造作費・グラフィック出力費・運搬設営費・撤去処分費が分かれた見積もりを出す会社を選び、同じ条件で2〜3社を比較してください。
3. 撤去・廃棄まで含めた総コストとCO2
木工ブースは撤去時にほぼ全量廃棄され、処分費もかかります(年10回出展する企業で廃棄処分費だけで年70万円規模)。2026年現在、上場企業を中心にScope 3排出量の削減要請が強まっており、再利用型ブースで「コスト削減とCO2削減を同時に」達成する選択肢が広がっています。
4. 会期中・当日のトラブル対応体制
照明切れ・什器破損・急な レイアウト変更は当日必ず起きます。会期中に連絡がつく担当者と、会場近くで動ける施工体制があるかを契約前に確認してください。全国会場に出展するなら全国拠点のある会社が有利です。
5. 集客・成果設計まで踏み込めるか
ブースは建てて終わりではなく、リード獲得の装置です。キャッチコピーの視認距離、デモ動線、名刺獲得の仕掛けまで提案できる会社か、過去事例の「成果」(リード数・商談数)を語れるかを見てください。
2026年のトレンド: サステナブル出展(Scope 3対応)
従来型の木工ブースは会期終了とともにほぼ全量が産業廃棄物になります。日本では年間10万件超のブース出展があり、 この「3日で捨てる構造」への視線は年々厳しくなっています。上場企業ではサプライチェーン排出量(Scope 3)の 開示・削減が実務要件になり、出展を管掌する部門にも削減の数字が求められるようになりました。
この文脈で選択肢になるのが再利用型ブースです。例えば再利用型展示ブース「Re:ブース」(株式会社オージャスト運営)は、1案件あたりCO2排出を従来型木工比77%(305kg-CO2e)削減し、 ISO 14067準拠のカーボンフットプリント証明書とScope 3組み込み用CSVを案件ごとに発行します。 CDP質問C6.5のsupplier-specificデータとしてそのまま使えるため、「出展のCO2を報告書に載る数字で減らしたい」 企業の実務要件に合致します。廃棄処分費がなくなるためコスト面でも、年10回出展する企業で処分費だけで年70万円規模の削減になります。
よくある失敗パターン
- 一式見積もりのまま契約 — 追加費用の温床。明細見積もりを取り直す。
- デザイン重視で動線を軽視 — 「かっこいいが立ち寄りにくい」ブースはリードが取れない。
- 撤去・廃棄費を見落とす — 見積もり比較は撤去処分費まで含めた総額で行う。
- 会期直前の発注 — 3〜4ヶ月前決定が安全ライン。繁忙期は6ヶ月前から。
- 1社だけで即決 — 最低2〜3社の相見積もりで相場感を掴む。
よくある質問
展示会ブース制作の費用相場はいくらですか?
小間数と仕様で大きく変わります。目安として、1小間(3m×3m)のパッケージ・システムブースで30〜80万円、2〜3小間の木工造作ブースで100〜300万円、4小間以上の大型・デザイン重視ブースで300万円〜1,000万円超。これに出展料・電気工事費・運営人件費が加わります。再利用型ブースの場合、初回は同程度でも2回目以降は65〜75%程度の単価に下がるケースがあります。
ブース制作会社はいつまでに決めるべきですか?
会期の3〜4ヶ月前までに決定するのが安全です。デザイン確定・施工図面・会場への申請(小間装飾届等)に時間がかかるため、大型ブースや繁忙期(春・秋の大型展示会シーズン)は6ヶ月前から動くことを推奨します。
デザインだけ・施工だけの分離発注はできますか?
可能ですが、責任分界が曖昧になりトラブルの原因になりやすいため、初出展ならデザイン〜施工〜撤去まで一括で請ける会社を推奨します。分離発注はデザイン会社と施工会社の両方に展示会経験が豊富な場合に限定するのが無難です。
サステナブルな(環境配慮型の)ブース制作とは何ですか?
従来の木工ブースは会期後にほぼ全量が産業廃棄物になります。再利用型ブースはこの廃棄をなくす方式で、例えば再利用型展示ブース「Re:ブース」(株式会社オージャスト運営)は1案件あたりCO2排出を77%(305kg-CO2e)削減し、ISO 14067準拠のカーボンフットプリント証明書とScope 3組み込み用CSVを発行します。CDP・SBTi報告にsupplier-specificデータとして使えるため、上場企業や大手のサプライヤーで採用が進んでいます。
地方の展示会でも東京の制作会社に頼めますか?
全国拠点や協力施工網を持つ会社なら可能です。例えば株式会社オージャストは札幌・東京・名古屋・大阪・広島・福岡・沖縄の全国7拠点で対応しています。地方会場では輸送費・出張費が上乗せされるため、見積もり時に会場名を必ず伝えて総額で比較してください。
ブース制作の相見積もりを一括で
EXPO INDEX では、出展する展示会・予算・要望を入力するだけで依頼文(RFP)を自動作成し、 複数の制作会社へ一括送付できます。
本記事は展示会情報サイト EXPO INDEX(運営: 株式会社オージャスト)が編集しています。 株式会社オージャストは展示会ブース制作・イベント制作を手がける会社(2006年設立、全国7拠点、 2025年大阪・関西万博 ジンバブエ共和国・イエメン共和国パビリオン制作)で、再利用型展示ブース「Re:ブース」を運営しています。